グラビティひよこ


地球上の重力加速度は現在、9.80665 m / s2 だそうだ。
俗に言う1Gってやつである。
実際にはもうちょっと重力の大きいところや小さいところあるけど
まぁ大体おんなじくらいと考えてもらえばいい。

で、通常人間や生物は一生この重力下で暮らしてゆく
この重力に引かれて地面の上に縛り付けられて生きてゆく。
鳥や昆虫だって重力の影響は逃れられない。
奴ら重力に逆らって生きていくわけだけど、いずれ寿命やら
なんやらで結局地面に引かれて落ちる

んで、人間も重力に逆らうことをいろいろやってみてたが、
実質ここ200年くらいが重力との戦いに一応の勝利をおさめた
時代といえるかもしれない。
一応人類が飛べるようになったのはそんなもんだし。

実際問題地球の重力の影響から逃れるには、地球の重力圏を
脱出する必要がある。
いわゆる人工衛星だって結局落ちてるに過ぎないし。
その落ちる速度が速いので地球の周りを回り続けているわけで。

まぁそれでも衛星軌道上は一応ほぼ無重力状態といえる。
また、月に行けば一応1/6Gの世界を味わえる。
実際14人のアメリカ人が味わってきたわけである。
味わってきたんだよ!(逆切れ)

というわけで人類が味わった重力は1G、0G、1/6Gなのだが、
このうち無重力状態ってのが結構厄介な代物である。
人間の心臓は重力に逆らって血液を送っている。
ところが無重力だとそこまで気合入れて血液送らなくていいから
なまけてしまう

例えば心拍数は半分近くに減ってしまう。
体の骨格や筋肉も体を支える必要ないから弱くなってしまう。
初期の旧ソ連宇宙飛行士は、長期の無重力状態の影響で歩く
ことも出来ず、骨もすかすかの骨粗しょう症になってしまうという
結構大変な事態になっていた。
それを防ぐために長期飛行にはトレーニングが欠かせない。
1週間程度ならまだいいが…

そういうわけで重力というのは体を維持するのにも必要といえる。
…だったら逆に高重力だったらすごい健康になるのか
これまで人間は長時間高重力の環境にいるという経験をしたことは
なかったわけだが、実際どうなのだろうか?

人間ではないがひよこを2Gで1ヶ月育ててみたという研究がある。
その結果骨密度は通常をはるかに上回り、筋肉も通常のひよこ
などとは比べ物にならなかった。
すげー。この分だとスーパーサイ○ひよこも実現可能か?

…ただその反面、そうして育てたひよこは普通より小さかった。
あれか、在地球サイ○人孫さん(無職)と、もっと高重力下で育ったと思われるベジー○さんの違いか。
(でもナッ○さんとか大きかったよな?)

あとそうやって育てたひよこもその後普通の環境で育てると
普通になったそうな。
高重力下では生物は小さくなる傾向にある。
逆に低重力で育てた場合巨大化する可能性がある。
高重力下の生物は中身の詰まった、低重力下ではもやし
いう感じだろうか。
つまり地球より重力の小さい星にすむ人は地球人より大きく、
地球より高重力の星の人は地球人より小さくなる
可能性が高い。

また、地球より重力の小さい星にいけば、確かにすごくジャンプとか
できるだろうけど、その星に長期間居ると徐々に体弱る。

2Gの星でトレーニング積んだり、遠心力によるトレーニング
ルームとかってやっぱり作られる時代が来る気がする。
でもあんまり小さい子供をトレーニングルームに入れると
背が縮むから絶対やめとけよ!
あと人間くらいの大きさだと関節に来そうだな…

高重力下が必ずしもトレーニングにふさわしい環境でない
可能性もあげられる。
マラソンなどで大気の薄いところでのトレーニングを行うことが
しばしばあるのはご存知だろうが、こうした星の大気圧は
地球よりも高いと考えられる。
肺機能とかはむしろ低下するかもしれない。

…とするとこういう星の高地は修行に適してるだろうなぁ…。
何の修行するんだ俺。

トップ

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル